▼ストーリー
かつて平和であったアラトースに、非常に裕福で有力なゴドリック王家に生まれたエマとイーサンはとても才能に恵まれた双子だった。しかし、ゴドリック一族の影響力に嫉妬した対立勢力の謀略より、二人の両親は罠にはめられ、反逆者の汚名をきせられ処刑されてしまう。エマとイーサンは何とか逃げのび、両親の仇を討つと誓うのだった。
両親の死の記憶にさいなまれ、悲しみに暮れながら双子は魂を生贄とする血の魔術に手を染めるのであった。数年の歳月を修行に費やした後、復讐に燃える二人は密かに故郷へ帰るのであった。そこで彼らは魔法で有力者を操り、かつて彼らの家族を裏切った一族を殺戮の場となる晩餐会に招待するのだった。
その殺戮の夜、エマは自身の力により狂気にかられ、死と転生によって罪深き人類を浄化しなければならないと信じるようになってしまう。両親の仇をとったイーサンはエマの目を覚まそうとするが、彼女の狂気は鎮まることはなかった。その夜、エマは殺戮を続け、イーサン以外のすべてを皆殺しにしてしまう。命の危険を感じたイーサンは、双子の妹をおいてその場を立ち去った。
その後、数年に及ぶエマの悪魔的な企みにより、対立する王国同士の軍勢がサイロンステップスに集結し、雌雄を決することになる。そして人類を滅亡させる呪文の詠唱をエマが終えようとしたとき、突如現れたイーサンが剣を妹の胸を突き刺す。
不完全な呪文詠唱によって呪いはエマ自身に向けられるが、すでに戦場では何千人もの魂が奪われた後だった。死にゆくエマは人類に償いをさせるため必ず蘇ると誓い、消えていった。イーサンは剣を拾い上げ、どこかへ立ち去って行った。
荒廃が広がり、何もかも失って混乱していたすべての王国は、無条件平和協定の締結に合意。これがグレートウォーの終結であった。以来10年以上平和と再建の日々が続いていたが、エマの復活を告げる前兆が現れ始めるのであった。