▼ストーリー
音楽都市シャル。
音楽によって栄えたこの町では
音に纏わる不思議な事件が頻繁に起きる。
といっても、ひよこが歌を歌ったり、オルゴールが喋りだしたり、
そんな何処か微笑ましいものだった。
ところが最近、シャルの街で深刻な事件が起き始めていた。
「音の喪失事件」
突然、音楽が奏でられなくなったり、
歌を歌えなくなったり、
ついには、音自体が聞こえなくなる者まで……。
それはまるで、
人々から音楽そのものを奪おうとする悪意が
存在しているかのようだった。
そんな中、とあるコンサート会場で、大規模な音の喪失事件が発生する。
演奏者、観客を問わず、
会場にいた全員の”音”が失われてしまった。
…ただ一人を除いて。
たった一人、なぜか音の喪失の影響を受けなかったのは、
シャルの街で暮らすごく普通の少女リート。
なぜ自分だけが無事なのかと困惑する少女。
その少女の前に現れたのは、
街で話題の楽団「シャル王立楽団」で活躍する5人の青年達だった。
事件をきっかけに少女はごく普通の日常から一歩を踏み出す。
その一歩が運命の出会いと、
音楽喪失の謎につながる前奏曲であるとも知らずに。