ふわぁあ〜あ・・・▼
[エイリーク] (左)
フォルデ。
相変わらずのようですね。▼
[フォルデ] (右)
あっ、エイリーク様。
ええ。マイペースでやらせて頂いてます。▼
エイリーク様も
ご無事のようで、なによりです。▼
それにしても・・・▼
[エイリーク] (左)
?
どうかしましたか、フォルデ。▼
[フォルデ] (右)
その・・・
前からちょっと思ってたんですが、▼
エイリーク様の装備、
ちょっと軽装すぎやしませんか?▼
[エイリーク] (左)
そうでしょうか?▼
[フォルデ] (右)
はい。
特に下半身の装備が・・・▼
なんと言うか、
そのような格好で激しい戦闘をされると・・・▼
[エイリーク] (左)
これ?▼
[フォルデ] (右)
!!
ちょ、ちょっと、▼
そんなに持ち上げないで下さい。
目のやり場に・・・困ります。▼
[エイリーク] (左)
あっ、ごめんなさい。
少し、はしたなかったですね。▼
でも、これ動き易くて気に入っていますし、▼
私の動きを最大限生かせる装備だと
思うのですが・・・・。▼
[フォルデ] (右)
まぁ、それぞれ気に入った装備ってのは
ありますよね。▼
俺もこの鎧、長く愛用してますよ。▼
[エイリーク] (左)
そうなのですね。▼
確かに、よく見ると色々な傷があって・・・
かなり年季が入ってきていますね。▼
[フォルデ] (右)
鎧の傷はある意味、
騎士にとっては誇りです。▼
この傷の積み重ねが
武勲の印であり、▼
国や主君を守ってきた
その証でもありますからね。▼
[エイリーク] (左)
フォルデ・・・▼
[フォルデ] (右)
あ、いや、
まぁ・・・俺の場合、▼
転んだりして付いた傷も
結構ありますよ。▼
寝てる間に寝返りうってできた
細かい傷とか。▼
あはは・・・▼
[エイリーク] (左)
ありがとうございます、フォルデ。
兄と再会したあの時まで、▼
ずっと兄を支え、
守ってきて下さったのですね。▼
[フォルデ] (右)
いや、俺はそんな大した事はしてないですよ。▼
逆にエフラム様に助けてもらった局面も
多々ありましたし・・・▼
[エイリーク] (左)
いいえ。
自ら敵に攻め入る性格の兄が、▼
ずっと無事でいられたのも、きっと
あなたやカイルのおかげだったのでしょう。▼
[フォルデ] (右)
エイリーク様・・・▼
[エイリーク] (左)
フォルデ、
これからもよろしくお願いします。▼
[フォルデ] (右)
おまかせ下さい、エイリーク様。▼ [フォルデ] (右)
エイリーク様、ご無事ですね。▼
[エイリーク] (左)
あっ、フォルデ。
近くにいてくれたのですね。▼
はい。あなたや皆のおかげで、
何とか生き延びてこれました。▼
[フォルデ] (右)
この戦いも、くる所まできた・・・
という感じですね。▼
[エイリーク] (左)
ええ。もう、あとには引けません。▼
[フォルデ] (右)
そうですね。
まぁ、任せて下さい。▼
ちょっと面倒くさいですが、
我々騎士隊がなんとかしますよ。▼
[エイリーク] (左)
ふふ、ありがとうございます。▼
[エイリーク] (左)
・・・ねぇ、フォルデ。▼
[フォルデ] (右)
はい?▼
[エイリーク] (左)
あなたは、この戦いが終わって平和が戻ったら
何がしたいですか?▼
[フォルデ] (右)
えっ、戦いが終わったらですか?
そうですねぇ・・・▼
う〜ん・・・▼
やっぱり、まずルネスに戻って・・・
ゆ〜っくりと寝て・・・▼
[エイリーク] (左)
フォルデらしいですね。
それから?▼
[フォルデ] (右)
それから・・・絵を描きたいですね。▼
[エイリーク] (左)
絵を?▼
[フォルデ] (右)
ええ。俺、絵を描くんです。
これまでは隠れた趣味だったんですが、▼
今回の行軍で、
結構みんなに知れ渡ってしまいました。▼
[エイリーク] (左)
そうなのですね。
ぜひ、今度見せて下さい。▼
[フォルデ] (右)
ええ、構いませんよ。▼
そんなに人に見せるほど
大したものじゃないですが。▼
[エイリーク] (左)
ありがとう、とても楽しみです。▼
!
そうだ・・・▼
[フォルデ] (右)
はい?▼
[エイリーク] (左)
その・・・もし良かったら、
今度、私を描いて下さいませんか?▼
[フォルデ] (右)
えっ?▼
[エイリーク] (左)
いけませんか?▼
[フォルデ] (右)
いや・・・▼
人物の絵は、
滅多に描かないんですが・・・▼
[エイリーク] (左)
やはり、ご迷惑でしょうか・・・▼
[フォルデ] (右)
とんでもありません! 迷惑だなんて・・・▼
エイリーク様のお願いです。
落ち着いたら、ぜひ描かせて頂きますよ。▼
[エイリーク] (左)
ありがとう、フォルデ。▼ フォルデ] (右)
エイリーク様。▼
[エイリーク] (左)
フォルデ。▼
[フォルデ] (右)
この前、俺に『この戦いが終わって
平和が戻ったら、何がしたい?』▼
と聞かれましたよね。▼
[エイリーク] (左)
はい。▼
[フォルデ] (右)
では、エイリーク様は、
平和が戻ったら何がしたいのですか?▼
[エイリーク] (左)
私・・・ですか?▼
[フォルデ] (右)
はい。▼
[エイリーク] (左)
私は・・・
・・・・・・▼
国に暮らす人々の・・・
笑顔を取り戻したい。▼
[フォルデ] (右)
・・・エイリーク様・・・▼
[エイリーク] (左)
平和になって、
私たちが国に戻っても・・・▼
兄が王となり、
我々が権力を取り戻すだけでは、▼
それは国とは言えないと思うのです。▼
[フォルデ] (右)
・・・・・・▼
[エイリーク] (左)
そこに暮らす人々が幸せを感じ、
その場所に生きている事に喜びを覚える。▼
そうすることで初めて、国というものは、存在
する価値があるのではないかと思うのです。▼
[フォルデ] (右)
そこに暮らす幸せ、生きている喜び・・・▼
国に暮らす人々の、笑顔を取り戻す・・・
ですか・・・▼
[エイリーク] (左)
それが私の、今の夢です。▼
なんだか、抽象的な目標で、
漠然としているけれど・・・▼
[フォルデ] (右)
そんな事はありません!▼
[エイリーク] (左)
フォルデ?▼
[フォルデ] (右)
例えば、『国を再興する』なんていうのも、
結局は抽象的な言葉の目標です。▼
エイリーク様がいま言われた事は、
本当に素晴らしいお考えだと思います。▼
俺は今日ほど、ルネス王国に仕えてきた事を
誇りに思ったことはありません。▼
[エイリーク] (左)
フォルデ・・・▼
[フォルデ] (右)
決めました!
いや、もちろん前から決めてましたけどね。▼
俺も、その夢の為に
精一杯手伝わせて下さい。▼
あっ、でもやっぱり・・・
面倒くさい事は、他の者に回す方向で。▼
[エイリーク] (左)
ありがとう・・・▼
フォルデ、あなたには感謝しています。
幾度となく繰り返されるつらい戦いだけれど、▼
あなたのように
いつも明るく笑っている人がいるだけで、▼
一体、どれだけの仲間たちの心が
救われているか・・・▼
[フォルデ] (右)
そんな・・・
俺はそんな大した奴じゃありませんよ。▼
単に緊張感が足りないだけです。
それに、それを言うなら、エイリーク様、▼
あなたの存在こそ、兵たちにとっては
何よりも大きいのですよ。▼
[エイリーク] (左)
私・・・が・・・▼
[フォルデ] (右)
あなたがいるから頑張れる。
あなたやエフラム様がいてくれるから、▼
兵士たちは信じて、
平和を取り戻す為に命をかける事ができる。▼
そして・・・
俺にも、明確な目標、夢が見えました。▼
[エイリーク] (左)
何・・・ですか?▼
[フォルデ] (右)
それはエイリーク様、
あなたに最高の笑顔を取り戻す事です。▼
[エイリーク] (左)
!▼
[フォルデ] (右)
今よりも、あなたがもっともっと
素敵な笑顔になれるように、俺は努力します。▼
そうしたら、そのお姿を絵に描かせて下さい。▼
[エイリーク] (左)
フォルデ・・・▼
[フォルデ] (右)
さぁ、頑張りましょう。
この戦いの一歩一歩が、▼
エイリーク様の夢への一歩一歩となるように。▼
[エイリーク] (左)
・・・はい!▼
結果
フランツの兄貴だと思えない
ARvebu01 No.2473292 2015-08-16 12:25投稿
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封印の神様 No.2091565 2011-10-21 00:35投稿
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