キャラ

井ミカの場合
雛代高校２年生・主人公

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物語の主人公。好奇心が強く、それが原因で事件に巻き込まれる事も
しばしば。生命が危険にさらされた事も、一度や二度ではない。
以前のミカは「流行っているものなら何でも大好き！」という
典型的な「コギャル」だったが、ユカリたちとの出会いがきっかけとなり、
最近ではそんな自分に疑問を抱くようになっている。
今回のリョウとの出会いは、彼女にどのような変化をもたらすのだろうか。

外向的直感型（やや顕示質タイプ）
流行に疎いということもないが、飽きっぽくひとつのことをコツコツと行えないミカ。
論理的に見えても大抵は直感による決断力の結果である。時折、不道徳に見えるものの、
意外と人を信じる気持ちは持っている。今時の女子高生にありがちなタイプではある。
やがて、どんどん狂気の世界に引きずり込まれていく。

・ミカの意外な一面
プロローグで彼氏（スミオ）と会う約束をするミカ。彼と出会った時、
ミカは意外なまでに可愛い顔をする。普段は割ときつい事を言うミカだが、
やはり好きな人の前では女らしくなるようだ。
それにしてもスミオがミカに目をつけた原因は、やはりキョウコなのだろうか？

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華山リョウの場合
影の主人公

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物語もう一人の主人公。高校を中退し、
現在はバイクの修理工場で働いている。
実は姉であるキョウコを愛していたが、それを認めることができず苦しむ。
キョウコが死んでからは、彼女とうりふたつの顔をしたミカに
心惹かれる。そして、ミカの周りで異変が起こっているのを知り、
彼女を守ろうと決意する。
それが姉を守れなかったことへの償いなのか、
それともミカに対する愛なのかはわからない。

内向的感情型（分裂質タイプ）
頭の回転は悪くないのだが、相手にはわかってもらえないからと
多くを語らない。感情表現がヘタであまり人と関わるのを好まない。
根は寂しがり屋なのか、ルミと付き合ったり、クラブへ行ってみたり
している。頑固な一面もある。
キョウコと話す時のリョウはどこか頼りない。

・最終的に愛していたのは
姉のキョウコとの禁じられた恋愛関係を持っていたリョウ。
キョウコを守ることができなかったとわかると、今度は同じ顔を持つ
ミカを守ろうとする。彼が本当に愛していたのがキョウコだけだった
ことはラストムービーでもわかる。

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長谷川ユカリの場合

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雛代高校の生徒で、ミカの先輩。ミカとチサトにとっては
リーダー的存在である。人を拒むオーラを無意識に放ち、
現代的なあらゆるものを拒絶する。
雛代高校に教育実習生として来ていた彼とは、
現在も交際中である。

内向的思考型（分裂質タイプ）
チサトとミカだけは別格のようだが、基本的には他人より自分を取るユカリ。
敏感と鈍感が同居しており、非社交的であまり感情表現が得意ではない。
チサトやミカに誘われても断ることが多いのはそのせい。実際は、
彼女たちが無理矢理ユカリを引っ張り出しているのである。

・ミカを助けるために
ミカたちが興味を示した事件については何の興味を示さないユカリだが、
ミカたち本人がピンチに陥った時は違う。むしろ積極的に自分から
学校へ行こうと言う。つまり、彼女は大切な人を助けるためであれば
動くが、知らない人に対しては、割とどうでもいいというタイプらしい。

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逸島チサトの場合

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ミカの先輩で、ユカリの親友でもある。超常的な力を持ち、
何度もミカやユカリの危険を救っている。
その力はいわゆる霊能力と呼ばれるものではないようだ。
もしかしたら彼女は通常の人とは別の、高位の存在なのかもしれない。

外向的思考型（粘着質タイプ）
意外に義理堅く、正義感の強いチサト。頑固で融通のきかない面は
あるものの、基本的には人のために動くタイプといえるだろう。
ミカやユカリなどに頼りにされており、本人も気持ちに応えようと
頑張ろうとする。

・ミカのお姉様
ミカのことを一番心配していたのは彼女ではないだろうか？
ミカが変質者に追われた時、そしてミカがいなくなった時、
すぐに行動したのはいつもチサトやユカリ達だった。最後には、危険を
かえりみず夜の校舎へと出向き、まさにミカのために命をかけて戦うのである。

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鹿原アリサの場合

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雛代高校の生徒でミカの後輩。チサトと同じ弓道部に所属している。
常にマイペースで、周りの状況に流されるということがない。
ときどきドジをするが、それも彼女の魅力につながっている。
強い霊感の持ち主。

外向的感覚型（顕示質タイプ）
ミカと同様に華やかな性格だが、理解よりも事実を重視する。一見、
自由奔放だが、実は現実に捕らわれやすく大変堅実である。ただし、
人に好かれたり尊敬されたりすることに価値を見出す性格という点は
ミカと同じかもしれない。

・説教をするアリサ
電車の中でミカに説教をするシーンがある。ミカがミーハーで
あまり堅実でないことに対して心配しているらしい。軽い印象のアリサから
そんな言葉聞けるとは思ってもみない。心の中では何を思っているか
わからないものである。