平八は鉄拳衆にG社を急襲させ、一八奪取を試みる。G社研究施設を壊滅させ、作戦は成功するかに思えたが、G社の研究によって蘇生していた一八自身の反撃に遭い、半ば失敗に終わる。



新たな生命の開発にはデビル化の因子を持つ一八、もしくは仁の体をどうしても手に入れなければならない。平八はしばし考えを巡らせ、そして口元に不敵な笑みを浮かべた。



後日、世界中に三島財閥の後継者の座を賭けた「The king of iron fist tournament 4」開催が報じられた。

【COMBOT】
STORY
汎用型ヒューマノイド(人間型ロボット)。李 超狼の策略で「The king of iron fist tournament 4」に投入された。

“Combot”はこれまでに発表されているヒューマノイドとは異なり、プログラムされた動作以外に、人などの動きをセンサーで捉えただけで全く同じ動作を再現できるよう、強力な学習機能を搭載している。この機能によって、育児・家事一般からサービス、軍事利用まで幅広い用途に対応できるよう設計されている。



同機は「The king of iron fist tournament 4」開催に合わせ、急遽対人格闘用に改造された特注品。トーナメントで勝ち進むことによって、あらゆる格闘スタイルを記憶させ、地上最強の対人格闘兵器とすること、そして同時にトーナメントを制覇することが目的だった。しかし、投入までに開発が間に合わず、記憶装置部に若干の問題が残ったため、再起動毎に特定の人物の動作しか再現できないらしい。

【李超狼(48)】
STORY
「The king of iron fist tournament 2」の時、一八側に寝返ったリーは平八の怒りを買い、三島財閥から追放された。それ以来、しばらくは平八に対する復讐心に燃えていたが、どのみち死んでいく運命にある老体の死期を数年早めたところで、何が面白いというのか……。そう考えたリーは格闘から離れ、バハマ諸島の豪邸で一人暮らしをしていた。



ところが彼はある日、G社株が大量に売り出されているのを見つける。リーはG社内部の異変を直感し、極秘情報にアクセスしてG社の内部文書を引き出す。そこで彼はG社が三島財閥の急襲を受け、甚大な被害を被ったことを知る。さらに三島財閥が隠密に開発していた生命体が、来年にも完成するいう情報をつかむ。しかし完成にはある重要な部品が必要……?そして同時に開催が告知された「The king of iron fist tournament 4」。リーのうちに失われかけていた情熱がふつふつと頭をもたげてくる。そして三島家に対する恨みも。



リーは自分が出場することを三島財閥に知られないよう、偽名を使ってオンライン上から参加登録を行なう。そして鏡に映る美しい銀髪を紫色に染めるのだった。

【クマ(10)】
STORY
前大会でポール・フェニックスとの闘いに敗れてしまったクマは、自分の中に野性が失われていることに気付く。修行を続けているとは言え、所詮平八のペットである限り、クマ本来の持つ本能を目覚めさせることはできない。そう考えたクマは自らの野性本能を呼び起こすため、一匹北海道の山奥に篭もり修行を続けた。



自然での生活は、平八と共にした修行生活とも比べられない程厳しいものだった。しかし、打倒ポールに燃えるクマは、そんな中でも必死の修行を続け、独自の技を編み出すほど成長していた。しかしTVに対する執着は捨て切れなかったのか、時々里に下りては民家の窓を覗き込み、その度に人を驚かせていたのだった。



そして修行を始めてから2度目の冬眠から覚めたクマは、いつものようにTVでも観ようと里に下り、民家の窓を覗き込んでみる。そこでクマが目にしたのは「The king of iron fist tournament 4」開催のCMであった。クマは野性の闘争心に燃え、会場に向かう。ポールは必ずトーナメントに現われる。そして倒すのだ。

【パンダ(9)】
STORY
前大会を終えると、パンダは暁雨と共に三島工業高等専門学校に戻った。そして大会後、姿を消してしまったクマのことを(少しだけ)気にしつつ、暁雨と修行の日々を送っていた。



そして前大会から2年経ったある日、何か思い詰めたような表情をした暁雨から「The king of iron fist tournament 4」開催の知らせを聞く。と、同時に暁雨の今大会への思い、そして三島財閥に抱く疑問などを聞かされたパンダは、暁雨に協力すべく再びボディーガード役を務めようと決心する。

【ジュリア・チャン(20)】
STORY
大学で考古学を学んでいたジュリア。しかし激変する現在の地球環境の中で、彼女の故郷が数年後に砂漠に飲み込まれる運命にある事を知る。ジュリアは故郷を救いたい一心で、地球環境に関する研究に取り組むようになった。



彼女が学ぶT教授の研究室は、森林再生のメカニズムを遺伝子工学面から探求する世界でも最高峰の研究グループだった。T教授の研究資金はG社がほぼ全額出資し、研究はG社最高機密研究所のコンピュータを利用して行なっており、そこにデータも蓄積されている。ジュリアは、地球環境再生の研究が完成して、故郷が救われる日を心待ちにしながら、日々大学での研究に余念がなかった。



そんなある日、ジュリアはT教授から研究が当分凍結されるという話を聞く。G社最高機密研究所は三島財閥の襲撃を受け、全てのデータを奪われてしまったのだという。ジュリアはG社が行っていた極秘の研究のことなど知らないし、興味はなかった。しかしあと数年で砂漠化する故郷を守るためには、三島財閥からデータを取り返さねばならない。



ジュリアは三島財閥のデータを集めるべく、ネット上を探索する。そして「The king of iron fist tournament 4」の告知を見つけたジュリアは目を輝かせた。

【ブライアン・フューリー(31)】
STORY
ブライアンは寿命が残り少なくなっていることを感じていた。2年前、三島財閥の最高研究顧問として引き抜かれたアベルは、旧型であるブライアンを省みることなく三島財閥の下に入った。ブライアンの延命を果たせる人物は、開発者であるアベルを於いて他にはなく、ブライアンはアベルを奪った三島平八を、そして自分を見捨てたアベルを恨んでいた。



ある時彼は「The king of iron fist tournament 4」開催の話を聞き、すぐさま参加を決意する。今回のトーナメントが自分にとって最後の闘いになるだろう。トレーニングを積みながら、彼は忍び寄る死の予感をはっきりと感じていた。しかし、未だ体力に衰えはなく、むしろ寿命を前に筋肉が固く躍動し、以前の何倍ものパワーが内部から沸き上がってくる。そして自制できないほどの凶暴さが胸の内に芽生え、彼の体はよりどう猛なものへと変貌していた。



彼は一つの望みに全てを賭けた。トーナメントで優勝を勝ち取れば、三島財閥の頭領の地位を獲得できる。いや、三島平八をトーナメントの場で倒すことができれば、三島財閥を配下に納めることは容易だろう。そうすればアベルに自分の体を改造させ、寿命を引き延ばすことができる。さらには、もっと新しい肉体を手に入れることもできるのだ。史上最強の肉体に改造することも。

【雷 武龍(47)】
STORY
相変わらず警察で活躍めざましいレイ。しかし、同棲中の恋人が忙しすぎるレイに愛想を尽かし、いつもレイとの連絡役をしていた部下と恋仲になってしまったのだ。その事を知ったレイは、言葉では言い表せないほど落ち込んでいた。



そんな折、レイはあるシンジケートの犯罪立証に失敗する。警察がシンジケートのボスを逮捕するために2年間もの地道な潜伏捜査を重ね、そしてついに取引現場を押さえるという時に、シンジケートの人間を取り逃がしてしまったのだ。この失敗は、普段からレイの活躍に嫉妬していたライバル警官達の密告もあって「レイは私情で逮捕を失敗した」と上層部に報告され、レイは一ヶ月間の謹慎処分となった。



そんな中、レイは裏情報屋からある情報を得る。シンジケートが、あるボクサーを暗殺しようと「The king of iron fist tournament 4」に暗殺者を送り込んだのだという。
レイは、ボクサーからシンジケートとの関わりを聞き出し、同時に暗殺者も押さえてシンジケートとの関係を立証できれば、シンジケート解体に向けて大きな駒が進められると考えた。



レイは汚名を返上するために、単身トーナメントに参加する。

【ニーナ・ウィリアムズ/Nina Williams(24)】
STORY
「The king of iron fist tournament 2」の後、ニーナは三島財閥の手によってコールドスリープの実験台にされた。15年後にコールドスリープを解かれ、記憶を取り戻せないまま前大会に出場した。そしてその後、ニーナは三島財閥の前から姿を消し、再び暗殺の任務を遂行する毎日を送っていた。しかし彼女には未だにアンナの記憶も、自分の今までの生い立ちの記憶もなかった。



記憶もなく、頼るところもない彼女にとって、信じられるものは自分しかいなかった。標的を殺し、お金を得るその営みだけが、彼女の今現在信じられる現実の全てである。そんなある時、ニーナはあるマフィアから、一人の男の暗殺を依頼される。その標的の男とは、ボクシング世界チャンピオンだった“スティーブ・フォックス”。彼は今、「The king of iron fist tournament 4」に出場している。ニーナは再びターゲットを狙ってトーナメントに潜入する。

【風間 仁(21)】
STORY
 新旧様々なビルが、ひしめき群立するオーストラリア、ブリズベーン。ビルとビルの谷あいの一角に、小さな道場があった。そこに、目深くフードをかぶり、一人トレーニングをつむ青年の姿がある。黙々と修行するその青年……それは仁だった。



 仁はここで来る日も来る日も正当派空手の修行を重ねていた。平八の裏切りを受けて以来、三島家の血も格闘のスタイルも、自分に宿るデビル化の血も、仁は全てに憎悪していた。そして道場の師範の下で修行をし、仁は三島流の格闘スタイルを抜け出し、正当派空手を体得した。仁は祖父・三島平八、同じ血を継ぐ父・一八もろとも、三島家の悪しき血を滅亡させようという想いに燃えていた。



 仁はある日、『The king of iron fist tournament4』開催の噂を聞く。
 三島家撲滅のまたとない機会……。仁は当然参加の意志を固める。
鋭く研ぎ固められた蹴りを仁はサンドバックに討ち込む。
サンドバックは鋭く裂け、中から砂がほとばしる。

【三島 一八】
STORY
二十年前。平八に敗れ、火口に投げ捨てられた一八。デビルと化して一命を取り止めたものの、瀕死の重傷を負い、死体同然の状態だった。……数日後、一八の体は島民によって発見され、新興企業“G社”に売り渡された。



一八はG社の集中治療室で蘇生する。そしてG社が自分の肉体組織、デビル化のメカニズムに興味があることを知った一八は、自らの体を研究者たちに晒した。この研究を利用して、自分の体に眠る得体の知れない三島家の血、その謎を突きとめコントロールできれば、強大な力が得られると考えたのだ。そして平八と三島財閥の打ち倒す……その欲望を満すに於いて、G社は絶好の場所だった。



それから二十年後、G社は一八を対象とした研究によって飛躍的な躍進を遂げた。その中で、一八は自分の価値を利用し、G社の中でも重要なポストに就いていたが、二十年前の平八に対する憎しみは消えることはなかった。
そして突然の襲撃と略奪でG社は壊滅的な打撃を受ける。またしても平八によって打倒の志をくじかれ、一八は怒りに打ち震えた。
そして突然のトーナメント開催の知らせ……一八には自分を誘い出そうとする平八の謀略が透視できた。それを知りつつ一八は、平八の打倒を目指しトーナメントに向かうのだった。

【スティーブ・フォックス(21)】
STORY
世界チャンピオンの名を欲しいままにする若きミドル級ボクサー。勉学にも長け、飛び級でオックスフォード大学を卒業。彼の天才的な試合展開、無駄のない攻撃と防御は、多くの人々の関心を集め、そして魅了し続けた。



幼い頃から今の両親に養子として育てられた彼は、自分の出生、そして腕に残る大きな傷痕の理由を探し求めていた。ボクシング界で活躍し続けることも、有名になることでいつの日か生みの親が名乗り出てきてくれて、全ての理由を明らかにしてくれることを願ってのことだった。そんな中、大きなタイトル試合への出場が決まるが、何故かプロモーターに試合で負けるよう強要される。その試合はマフィアが仕組んだ大規模な賭け試合だったのだ。しかし彼は八百長試合を拒み、試合に勝ってしまう。



大きな損失を被ったマフィアは、裏切った彼を消すため追っ手を放った。身の危険を感じた彼は、ロンドンを離れてアメリカで逃亡生活を続ける。しかし、このままでは自分の存在は世の中から消え失せ、人知れず殺されてしまう。そして両親に再び会うこともできないだろう。そう考えた彼は、世界が注目する大きなトーナメントに自分の身をさらそうと決意する。そんな彼の目の前にある巨大な街頭モニターには「The king of iron fist tournament 4」のCMが映し出されていた。

結果

くだらないけど


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